ダイエットで結果が出ない時期に頑張らないといけないのか?
ダイエットで結果が出ない時期、もっと頑張るべき?
ダイエットを続けていると、どうしても訪れるのが「体重が動かない」「見た目も変わらない」という停滞期です。
この状態が長引くと、だんだんとモチベーションが下がり、やる気がなくなってしまう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな時、多くの人は「自分の意志が弱いからだ」「もっと努力しなければいけない」と考えがちですが、実はそれは間違いです。科学的な視点から見ると、これは意志や根性の問題ではありません。
やる気が下がるのは脳の仕組み(防衛反応)
人間の脳と身体は、「行動した(やった)」ことに対して「変化があった(変わった)」という結果がセットで認識された時に、その行動を「よし、続けよう」と判断する仕組みを持っています。
逆に、「行動したのに変わらなかった」という裏切りが続くと、脳はその行動に対する反応(やる気)を自然と低下させてしまいます。これはあなたの性格が弱いからではなく、人間として生まれ持った標準的な脳の設計(仕組み)によるものです。この状況に陥れば、誰であってもやる気が落ちるのは当然のことなのです。
これまでに積み重ねてきた努力自体は決して間違っていません。問題は、この時期の乗り越え方にあります。
戦略的なアプローチ:脳の受け取り方を変える
やる気が出ない時期に、さらに無理をして頑張り方を増やそうとしたり、逆に絶望して完全に諦めてしまうのは得策ではありません。研究で示されている効果的な対策は、「脳が受け取る情報の仕組みを変える」というアプローチです。
具体的には、以下のステップを試してみましょう。
1. 「体重」という1点のみでの評価をやめる
数値の変動だけに執着して、日々の成否を判断するのを一度ストップします。体重は水分量やバイオリズムなど、多くの要因で揺らぐため、努力がダイレクトに反映されにくい指標です。
2. 行動の「事実」を確認する
成果(体重)の代わりに、自分がコントロールできた「行動の事実」に目を向けます。
- 「昨日は予定外の間食をしなかった」
- 「今日の食事に野菜を1品プラスした」
このように、体重が動いていなくても「行動は確かに起こせている」という事実を淡々と確認していきます。
習慣を守るために
この「行動の事実に目を向ける」という作業は、客観性が求められるため、1人だけで実践し続けるのは意外と難しいものです。自分自身の行動の価値には、自分ではなかなか気づけないことが多いためです。
誰か第3者(トレーナーや伴走者)に話す中で、「あ、そういえばこれはできていますね」と気づかされる瞬間があると、状況は一気に変わりやすくなります。
まずは今日から試せることとして、「体重以外の部分で、今日自分が起こした良い行動」を1つだけ確認し、それをしばらく記録・確認することから始めてみてください。スマートに気力を管理しながら、この時期を乗り切りましょう。

